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2026.02.15案内人:成川 潤

ネットショップの写真の向こう側。阿賀野の広大な森が、すぐそばにある感覚。

私たちのヤフオク店を覗いてくださる方の多くは、
パソコンやスマートフォンの画面越しに、一枚の板と向き合っています。
そこに並んでいるのは、寸法と価格、そして数枚の写真。

けれど、私が商品ページを作成するときにいつも願っているのは、
その写真の向こう側にある「阿賀野の森の空気感」までを、あなたに届けることです。

写真一枚に込める、森のリアリティ

Junshinでは、板一枚を撮影するのにも、驚くほどの時間をかけます。
光の当たり方ひとつで、木の表情はがらりと変わるからです。
天然乾燥でじっくりと熟成された木は、人工乾燥材にはない、
奥深い「光の吸い込み」を持っています。そのしっとりとした質感を、
どうすればデジタルの画面越しに伝えられるか。

「このサクラの赤みは、あの夕暮れ時の森の色だ」
「このケヤキのうねりは、雪の重みに耐えたあの斜面の記憶だ」

そんな風に、私が山で見てきた景色を一枚の写真に重ね合わせています。
商品が届いて梱包を解いた瞬間、フワッと広がる木の香りと共に、
阿賀野の森の風があなたの部屋に流れ込む。そんな体験をしていただきたいのです。

「一期一会」を数値化しない

最近のネット通販は、効率化が進み、同じ規格の商品を何百個と売るのが当たり前です。
けれど、私たちの扱う広葉樹に「同じもの」は存在しません。
一点一点、私が目利きをして、一番輝く表情を切り出し、個別の商品として登録しています。

ヤフオク店に並んでいる500枚以上の板は、すべてが「一期一会」の出会いを待っている命の断片です。
サイズや価格といった数値だけで選ぶのではなく、直感で「あ、この子だ」と思える一枚を探してみてください。
そのとき、あなたは単に木材を買っているのではなく、
新潟の里山が何十年もかけて育んできた「物語」を買い取っていることになるのです。

画面越しに始まる、あなたと私の対話

もし、写真を見ていて「この部分はどんな手触り?」とか「この角度からもっと見たい」といった疑問が湧いたら、
遠慮なくご質問ください。私は、ネットショップを単なる販売ツールだとは思っていません。
それは、阿賀野の森にいる私と、都会で暮らすあなたを繋ぐ、大切な「窓口」です。
私たちが大切に育て、切り出した板が、どのような方の元へ行き、どのような作品に生まれ変わるのか。
それを想像することが、私の日々の原動力になっています。
画面の向こうに広がる、深く、静かな森の気配。
それを指先で感じながら、あなただけの特別な一枚を見つけ出してください。

案内人:成川 潤 [Junshin-潤森- 代表 ]
林業家、木工家、ウッドライフクリエイター
新潟県阿賀野市の里山を拠点に、あなたと森を繋ぐ「つなぎ役」を務めています。

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