2026.02.18案内人:成川 潤
端材から生まれる、小さな宝物。里山の恵みを余すことなく、暮らしの彩りに変えて。
大きなテーブルや棚を作るだけが、木工の楽しみではありません。
Junshinの作業場の隅には、製材の過程でどうしても出てしまう「端材(はざい)」がたくさんあります。
市場では「ゴミ」として扱われてしまうこともあるこれらの小さな欠片たち。
でも、私から見れば、どれも阿賀野の森が数十年かけて育てた、尊い命の一部です。
この小さな端材こそが、あなたの日常を彩る「小さな宝物」に生まれ変わる可能性を秘めています。
「もったいない」から「愛おしい」へ
Junshinでは、里山の資源を余すことなく活用することを大切にしています。
大きな板にはなれなかったけれど、驚くほど美しい杢目(もくめ)が凝縮されている端材。
それを手に取り、手のひらで転がしてみてください。
「この小さな塊の中に、何十回もの冬を越えた記憶が詰まっているんだな」。
そう思うと、どんなに小さな欠片も愛おしく感じられます。
私たちはこの端材を使って、アロマペンダントやカトラリーを制作していますが、
あなたにもぜひ、自分だけの「小さな命」を見つけ出してほしいのです。
週末、30分でできる「森の欠片」づくり
端材を使った木工は、特別な道具も広い場所もいりません。
例えば、5cm四方のサクラの端材を、ただひたすら丸く磨いてみる。
角が取れ、指先に馴染む形になっていくプロセスは、何物にも代えがたい癒やしの時間です。
コースター: 飲み物を置くたびに、木の温もりが伝わります。
アロマウッド: 好きなオイルを垂らして、デスクに置くだけで自分だけの聖域に。
箸置き: 毎日の食事に、里山の彩りを添えてくれます。
循環の一部になる、ということ
端材を活用することは、里山再生の大きな助けになります。
山から切り出した木を、一滴の無駄もなく使い切る。
その姿勢こそが、森への最大の敬意だと私は考えています。
Junshinのヤフオク店では、こうした魅力的な端材の詰め合わせも出品しています。
大きなものを作る自信がなくても大丈夫。まずは、手のひらに収まる小さな宝物から、
森との対話を始めてみませんか。そこには、大きな家具にも負けない、確かな命の鼓動が宿っています。
案内人:成川 潤 [Junshin-潤森- 代表 ]
林業家、木工家、ウッドライフクリエイター
新潟県阿賀野市の里山を拠点に、あなたと森を繋ぐ「つなぎ役」を務めています。

