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2026.02.21案内人:成川 潤

子供と一緒に磨く、命の記憶。木育(もくいく)が育む、豊かな感性と自然への畏敬。

「子供に、本物の手触りを知ってほしい」。そう願う親御さんは多いのではないでしょうか。
プラスチックやシリコンの玩具も便利ですが、阿賀野の森で育った本物の「木」には、
それらには決して真似できない「命の解像度」があります。
今日は、お子さんと一緒に木を磨くという体験が、いかに豊かな感性を育むかというお話をさせてください。

五感をフルに使う「森の授業」

木を磨くという行為は、実は最高の知育体験です。
まずは、磨く前の木を触ってみる。
カサカサとした肌触りや、どこか野性味のある力強い香り。
そこにお子さんが小さな手でヤスリをかけ始めると、
シュッシュッという音と共に、新しい香りが立ち上がり、表面がどんどん滑らかに変わっていきます。

「パパ、さっきよりツルツルしてきたよ!」

そんなお子さんの発見は、数値や画面の中の知識ではなく、
自らの五感を通じて世界を理解したという、かけがえのない成功体験になります。

「サクラ」が教える、命の優しさ

お子さんと一緒に磨くなら、私は「サクラ(山桜)」の木を強くおすすめします。
サクラは木肌が非常に緻密で、磨き上げると絹のような光沢が出ます。
そして何より、サクラは古くから「食べても安心」と言われるほど安全な素材です。
たとえ小さなお子さんが口に含んでしまっても、Junshinの天然乾燥材なら、人工的な薬品の心配はありません。
雪国の厳しい冬を越え、春に美しい花を咲かせるためにエネルギーを蓄えてきたサクラの木。
その命の温もりを、手のひらを通じて伝える。
これこそが、私たちが大切にしている「木育」の形です。

傷や汚れさえも、家族の年輪になる

木は、生きているからこそ傷がつきます。
お子さんが落としたり、おもちゃをぶつけたり。
でも、それを「汚れた」と思わないでください。
それは、お子さんが一生懸命に遊び、成長した証です。
数年後、その傷を見つめながら「あの時、一緒にヤスリをかけたね」と笑い合う。
そんな風に、木は家族の記憶を刻み込み、10年、20年と時を経て「家族の宝物」へと熟成していきます。

案内人:成川 潤 [Junshin-潤森- 代表 ]
林業家、木工家、ウッドライフクリエイター
新潟県阿賀野市の里山を拠点に、あなたと森を繋ぐ「つなぎ役」を務めています。

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