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2026.02.13案内人:成川 潤

道具の前に、まず森があった。Junshinが「つなぎ役」として果たすべき、たった一つの使命。

Junshin-潤森-のパンフレットの表紙をめくると、一番最初に目に飛び込んでくる言葉があります。
それは、「森からつくる、まいにち。」という一文です。
この言葉には、私たちの物づくりに対する覚悟のすべてが凝縮されています。
私たちの仕事は、工房の作業台で始まるのではありません。
そのずっと前、深い森の中で木と目が合う瞬間から始まっているのです。

プロセスが見える、という安心感

今の世の中、私たちが手に取る道具の多くは、誰が、どこで、
どのように作ったのかが見えにくくなっています。
大量生産の波に飲まれ、素材としての木は「ただの番号」になり、
作り手の顔は「記号」になってしまいました。
しかし、Junshinが目指すのは、その真逆の姿です。
伐採から皮剥ぎ、製材、乾燥、そして最後の制作に至るまで。
このすべてのプロセスを一貫して自らの手で行うことは、想像を絶する手間と時間を要します。
それでも私たちが「一気通貫」にこだわるのは、そうすることでしか、製品の「嘘のない安心・安全」を守れないと考えているからです。

「あなた」と「森」を繋ぐ、温度のある架け橋

私たちは、自分たちのことを「メーカー」ではなく「つなぎ役」だと定義しています。
「あそこの山で、あの雪に耐えていた桜の木が、Junshinを経てお皿になった」。
その物語を、そのままの温度であなたに手渡したい。
お届けする道具の向こう側に、阿賀野の深い森の空気が漂い、風の音が聞こえてくるような、そんな体験を届けること。
私たちが作る道具は、完成した瞬間がゴールではありません。
あなたの手元に届き、毎日の食事や、ふとした休息の時間に寄り添い、10年、20年と時を刻んでいく。
その過程で、木はより一層「あなただけの森」として深みを増していきます。
森が育てた命を、誠実に形に変え、あなたの暮らしへと繋ぐ。
その架け橋であり続けることが、私がこの里山に身を置く、たった一つの、そして最も誇り高い理由です。

案内人:成川 潤 [Junshin-潤森- 代表 ]
林業家、木工家、ウッドライフクリエイター
新潟県阿賀野市の里山を拠点に、あなたと森を繋ぐ「つなぎ役」を務めています。

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