2026.02.16案内人:成川 潤
ベランダに広がる小さな森を。一枚のサクラ材が、あなたの週末を瞑想に変えます。
平日はパソコンの画面と向き合い、絶え間なく流れてくる情報の波に身をゆだねる。
そんなデジタルな日常を送っていると、ふとした瞬間に「自分がいま、どこに立っているのか」わからなくなるような、
不思議な空虚さを感じることがありませんか。
そんなあなたにこそ、週末、ベランダに小さな「森」を招き入れてほしいのです。
サクラの板が運んでくる、阿賀野の夕暮れ
Junshinでお届けしている「サクラ(山桜)」の板。それを一枚、手にとってみてください。
阿賀野の山で育ったサクラは、ほんのりと淡い桃色を帯びた、とても優しい表情をしています。
この色あいは、雪国の厳しい寒さに耐え、それでも春になれば誰よりも早く花を咲かせようと、
木が全身にエネルギーを蓄えてきた証拠です。
都会のマンションのベランダであっても、この板を広げ、指先でその木肌をなでるだけで、
あなたの意識は一気に阿賀野の森へと飛びます。
ほのかに漂う甘く清々しい香りは、木の内部に閉じ込められていた森の記憶そのもの。
それを深く吸い込むだけで、凝り固まった脳の緊張が、スッと解けていくのを感じるはずです。
「何もしない」贅沢を、木と共に
木工というと、「何か立派なものを作らなければならない」と身構えてしまうかもしれません。
でも、Junshinが提案するのは、もっと自由で、もっと個人的な体験です。
まずは、サクラの板をただ眺め、その木目のうねりや、小さな節を指でなぞってみる。それだけで十分なのです。
「この木目は、あの雪の重みに耐えてできたんだな」
「この節のまわりは、光を求めて必死に枝を伸ばした跡なんだな」
そんな風に、木の生い立ちに想いを馳せる時間は、最近注目されている「没入型ウェルネス」や「瞑想」そのものです。
効率や正解を求められる平日から離れ、答えのない自然の一部に触れる。
その体験が、あなたの心を劇的に回復させてくれます。
森と繋がる、新しい週末の習慣
サクラは、使い込むほどに色が深まり、琥珀色に近い落ち着いた艶を放つようになります。
あなたがベランダでこの木と向き合い、ときにはオイルを塗り、ときにはヤスリで整える。
その繰り返される静かな時間が、あなたの人生に「軸」を作ってくれます。
「自分には、帰れる森がある」
たとえそれがベランダに置かれた一枚の板であっても、その実感が、
あなたを明日からまた強く、優しく支えてくれるでしょう。
阿賀野の里山から、あなただけの「小さな森」をお届けします。
案内人:成川 潤 [Junshin-潤森- 代表 ]
林業家、木工家、ウッドライフクリエイター
新潟県阿賀野市の里山を拠点に、あなたと森を繋ぐ「つなぎ役」を務めています。

