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2026.02.17案内人:成川 潤

キッチンに立つのが楽しくなります。水に強く、凛とした強さを持つ「栗」の道具。

毎日のお料理。忙しい日々の中で、キッチンに立つことが少し「義務」のように感じてしまうことはありませんか。
そんなとき、手元に一本の「クリ(栗)」の木ベラや、クリのカッティングボードがあったなら。
その力強い木目と、凛とした佇まいが、キッチンに心地よい緊張感と温もりを運んできてくれます。

日本の暮らしを足元から支えてきた「栗」

クリという木は、日本人にとってとても特別な存在です。
古くから日本の家屋では、水にさらされ、最も過酷な条件に置かれる「土台」の部分に、
必ずといっていいほどクリが使われてきました。
それは、クリがタンニンという成分を豊富に含み、腐りにくく、
シロアリなどの害虫も寄せ付けない圧倒的な耐久性を持っているからです。

そんな「最強の構造材」であるクリを、あえて毎日のキッチン道具に使う。
それは、何世代にもわたって培われてきた先人の知恵を、
現代の食卓に取り入れるという、とても知的な選択でもあります。

水を弾く強さと、使い込むほどに増す渋み

キッチンの道具にとって、一番の敵は「湿気」です。
でも、クリの道具なら安心してください。
他の木材に比べて水に強く、洗った後の乾きも早い。
そして何より、使い込むほどに色が深く、「渋み」のある黒褐色へと変化していくのがクリの最大の魅力です。
新品のときは少し素朴で野性味のある表情をしていますが、
数年、数十年と使い込むうちに、まるでお寺の柱のような、荘厳で落ち着いた艶を纏うようになります。
その変化を毎日見守れるのは、キッチンという「現場」でクリを使い続ける人だけの特権です。

料理の時間を、クリの木と共に楽しむ

Junshinがお届けするクリの材は、阿賀野の里山でじっくりと育った、密度の高いものばかりです。
その力強い木目を見ていると、大地から直接エネルギーを分けてもらっているような、そんな凛とした気持ちになります。

「今日の野菜は、このクリのボードの上で切りたいな」
「この重厚なクリの器なら、煮物がもっと美味しそうに見えるはず」

そんな風に、道具があなたのインスピレーションを刺激し、
料理の時間を豊かなクリエイティブな時間へと変えてくれる。
クリという木には、そんな「暮らしを底上げする力」が宿っています。
一生もののパートナーとして、阿賀野のクリを、あなたの台所に迎えてみませんか。

案内人:成川 潤 [Junshin-潤森- 代表 ]
林業家、木工家、ウッドライフクリエイター
新潟県阿賀野市の里山を拠点に、あなたと森を繋ぐ「つなぎ役」を務めています。

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