2026.02.21案内人:成川 潤
和モダンの枠を超える、洋材との衝突。常識を疑う作家に提案したい、新しい表現。
「日本の広葉樹は、和風の家具にしか合わない」。
もしあなたがそう考えているとしたら、それは少しもったいないことかもしれません。
確かに、サクラやケヤキ、クリといった材は日本の伝統的な空間に美しく調和します。
しかし、Junshinの天然乾燥材が持つ「圧倒的な質感」と「野生の表情」は、
ウォルナットやオークといった洋材、あるいはアイアンやガラス、
コンクリートといった現代的な素材と衝突したとき、これまでにない新しい「美学」を爆発させます。
境界線を溶かす、天然乾燥の色艶
洋家具のスタイリッシュなデザインに、あえて新潟の「根曲がり材」を組み合わせてみる。
あるいは、無機質な鉄脚のテーブルに、力強い杢目の「サクラやケヤキ」の天板を載せてみる。
そのとき、境界線を溶かしてくれるのが、天然乾燥特有の「濡れたような艶」です。
高熱で乾かされた人工乾燥材は、どこか表情が平板で、異素材と組み合わせたときに「浮いて」しまうことがあります。
しかし、油分を含んだ天然乾燥の広葉樹は、周囲の光や素材の質感を優しく受け止め、
自らの中に吸い込んで同化させるような不思議な包容力を持っています。
この「潤い」こそが、和と洋、伝統とモダンを繋ぐ最高の接着剤になるのです。
「常識」を疑う作家が、新しい歴史を創る
私は、既存の枠にとらわれない作家様の挑戦が大好きです。
「サクラの板に、あえて北欧風の鋭い面取りを施したらどうなるか」
「クリの力強い木目を、ミッドセンチュリーのデザインに落とし込んだら」
そんな風に、素材の出自とデザインの文脈をあえて衝突させることで、
作品には他にはない「知的な緊張感」が宿ります。
Junshinの材は、そんなあなたの「わがままな冒険」にどこまでも付き合える、強靭なポテンシャルを秘めています。
阿賀野の森から、世界の感性へ
私たちは、里山の木を「日本の宝」として守るだけでなく、「世界に通用する表現素材」として世に問いたいと考えています。
雪国の厳しい自然が育てた木の、予測不能なうねりや色彩。
それは、世界のどの地域の材にも負けない、圧倒的な「個」の強さを持っています。
和モダンという心地よい言葉の枠を飛び越えて、もっと自由で、もっとアグレッシブな表現へ。
あなたの常識を疑うその一手が、阿賀野の森に新しい息吹を吹き込んでくれます。
素材とデザインの「幸福な衝突」を、ぜひJunshinと共に楽しみましょう。
案内人:成川 潤 [Junshin-潤森- 代表 ]
林業家、木工家、ウッドライフクリエイター
新潟県阿賀野市の里山を拠点に、あなたと森を繋ぐ「つなぎ役」を務めています。

