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木製食器の塗料について

木製食器の塗料は主に、3種類あります。ラッカー・ウレタン・自然塗料があります。塗料ごとに解説していきます。

ラッカー塗料

よく見かける安価な木の皿・カトラリーは基本的にラッカー塗料です。
雑貨屋、ホームセンター、大型量販店などで販売しており、生産国がインドネシア・ベトナム・フィリピン産はほぼ間違いありません。
たまにウレタン塗料と表示されたものもあります。

安価な外国製の物なので、塗装にムラがありツルツルだったりザラザラだったりします。
同じ商品でも、販売している会社によって仕上がりが全く違う物もあります。
使われている木は、アカシア・ラバーウッド(ゴムノキ)・パイン集成材が多く見受けられます。

ラッカー塗料は、木の表面に塗膜を張って水や汚れを弾くものです。
しかし、ウレタン塗料よりは耐久性がなく、熱に弱いので溶け出します。
使っていると、衝撃や擦れで塗膜が剥げて、木そのものが剥きだしになります。
木そのものが剥きだしになると、木は傷んでしまいます。

ウレタン塗料

ウレタンにも種類があり、大きく分けて2つのタイプがあります。

「塗膜を張るタイプ」
ウレタンが木の表面に強固な塗膜を張り、耐久・耐水性を持たせます。
基本的にはラッカーと似ていますが、耐久性はウレタンのほうが上回ります。
表面は、ツルツルで水をサラッと弾き、光に当てると綺麗に反射します。
木の質感はなく、プラスチックに覆われたようなイメージです。
キヤデザインは、お客様のご要望次第で、食品衛生法をクリアした耐久性のあるウレタン塗料を塗っております。
お手入れをする必要がないため、特に、飲食店・業者様にはオススメしております。

「浸透性のタイプ」
ウレタンが木に浸透し、木の皿・カトラリー自体の耐久・耐水性を上げます。
表面には薄らと塗膜は張りますが、木の質感をあまり損なわない塗料です。
何度も塗り重ねると、表面に塗膜ができます。

食用油の自然塗料

木製食器のメンテナンスでは、代表的なものになります。
代表的にはオリーブオイルや、クルミ油、アマニ油、荏胡麻油などが使われています。
ウレタン塗料に比べれば、耐久性は落ちますが、メンテナンスのしやすさでいえばこれに勝るものはありません。
元々食用油ですから、一番安心できる塗料です。

木の皿にパンやサラダを載せて毎日使い、たまにお手入れをすることによっていつまでも大事に育てていただきたい、と願っております。

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